ヨネさんこと、米山高史(よねやまたかふみ)です。
【 新しい時代 】
西洋占星術の世界では2020年の年末から「風の時代」がスタートしたと言われています。
メディアなどでもよく取り上げられた話ですので、特に占いが好きでない方も「風の時代」という言葉は、耳にされたことがあるかもしれませんね。
少し専門的な話をすると、これまで「土の星座」で起こっていた「グレート・コンジャンクション」が「風の星座」で起こるようになったということなのですが、
それぞれの時代はおよそ200年(!)間続くので、歴史的な出来事と言えます。
(以前のブログ「グレート・コンジャンクション」もご覧くださいね。)
個人的には200年ぶりの変化は、私たち人間にはスケールが大き過ぎますし、変化も緩やかなので(個人差はあるでしょうが……)あまり感じ取ることが出来ないのではないかと思います。
それよりも、現在私が注目しているのは「木星」の動きです。
「拡大」や「幸運」の星として有名な木星は、それぞれの星座のパワーを「拡大」しながら、およそ12年で12星座を1周します。
実は5/11に木星が「うお座」から、始まりの星座である「おひつじ座」にイングレス(注)しました。
(注)イングレス:占星術の用語で、惑星が星座から別の星座に移動すること。
新しい時代(12年)が始まったのです。
そして「おひつじ座」は12星座の「トップバッター」。
唯一無二の存在で、非常に行動力のある星座と言われています。
ですから、おひつじ座のパワーが最も高まっているこの時期には、
「ホントの私らしく生きる」
あるいは
「○○の分野で1番になる」
ための行動を起こすためのパワーを得られるのです。
【 ドライバー(前回の復習) 】
「ドライバー(駆り立てるもの)」は「ホントの私」を理解するのに、とても使える理論です。
これらメッセージは、私たちは人生の課題やストレスに対処するとき、大人になった私たちをも「駆り立てる」ようになります。
私たちを「駆り立てる」これらの習慣をTAでは「ドライバー(駆り立てるもの)」と呼んでいます。
テービー・ケーラーは5つのドライバーを提唱しています。それが
「完全であれ」 Be perfect (Be right)
「一生懸命やれ」 Try hard
「急げ」 Hurry up
「喜ばせよ」 Please me (Please you,Be pleasing)
「強くあれ」 Be strong
の5つです。
ここで一つ注意点があります。
私たち一人一人が持っている「ドライバー」のメッセージは違います。
にもかかわらず、私たちは自動的に自分たちだけでなく他の人々も、これらのメッセージに「従うべき」であると信じる傾向があります。
あなたにも、「誰もが従うべきである」と信じて疑わないメッセージがあるのではないでしょうか?
ドライバーのチェックリスト
J.W.ヘイゼルは、その人にとって重要な順に、その人のドライバーを識別するための方法として「ドライバー・チェックリスト」を提案しています。
ここではそれぞれのドライバーのチェックリストにある項目のウチの、いくつかをご紹介します。
① 「完全であれ」 Be perfect (Be right)
このドライバーが重要な人は、
・ 他人のミスを指摘する、あるいは正当だと説明するためチャレンジします
・ 私はしばしば定刻よりもとても早いです
・ 他人が十分にうまくできるとは信用はしていません
② 「一生懸命やれ」 Try hard
このドライバーが重要な人は、
・ 終わらせるのは一苦労です
・ 他の人にとってはスムーズにいくことに、てこずります
・ 多くのものを散らかしたままであったり、汚れた皿をため込んでいます
・ 私は時々とても遅れたり、全くそこに到着しません
③ 「急げ」 Hurry up
このドライバーが重要な人は、
・ 問題ないときでも、急ぎます
・ 服を買うためには、歩き回りません
・ 指をトントンしたり、足を小刻みに動かしたり、貧乏ゆすりをしたりします
・ 物や人にぶつかります
④ 「喜ばせよ」 Please me (Please you,Be pleasing)
このドライバーが重要な人は、
・ 私はだれかと話しているとき、よく微笑んだり、笑ったりします
・ 物事がうまくいかないと、物事に直面せずに放っておきます
・ 話しているとき、うなずいたり「ですよね?」と言います
・ 私は一人でいると、落ち着きません
⑤ 「強くあれ」 Be strong
このドライバーが重要な人は、
・ 動揺しているときでさえ、外見上は落ち着いています
・ 決断する前に長く考えます
・ 必要以上のものを持ち歩きます
・ 長い間、肉体的に不快であっても可能で、それに気づきません
それぞれの項目を読んでみて、いかがでしたでしょうか?
「このドライバーの項目が、私には、全部当てはまる!」
とか
「なぜ、この項目が、このドライバーに……?」
など、様々な感想があると思います。
「ホントの私」を理解する、ヒントになりますでしょうか?
【 ふたご座の新月 】
5/30は「ふたご座」の新月です。
西洋占星術では、新月のタイミングで願い事をすると、太陽と月のダブルのパワーを借りることが出来て、願い事が上手くいくと考えられています。
(太陽と月が完全に重なるのは5月30日の20時30分ごろ)
「ふたご座」の支配星は「コミュニケーション」を司る「水星」
「水星」はギリシャ神話で「神々の使い」の役目を務めている
「ヘルメス」の星といわれています
「コミュニケーション」は「連絡」「情報」といったことにつながり、
さらに発展して「商売」や「勉強」、「契約」
もちろん「やりとり」も「水星」の得意分野です。
ですから「ふたご座の新月」には
「〇〇の勉強を頑張りたい」
とか
「やりとりが上手になりたい」
というお願いが最適!
「ホントの私」に気づくキッカケにもなるかもしれませんね。
<TA守破離 ワークショップのご案内>
1970年代のオリジナルから「最先端の」TAまで
「ホントの私」
を見つけることが出来るかも!?
(参考文献)
Drivers as Mediators of Stress Response <Joseph William Hazell>
TAJ. Vol. 19. No.4, October 1989. p.212-223