ヨネさんこと、米山高史(よねやまたかふみ)です。
【 いて座の季節 】
11/22に太陽が「さそり座」から「いて座」にイングレス(注)し、私たちは占星術の世界の「いて座の季節」を過ごしています。
(注)イングレス:占星術の用語で、惑星が星座から別の星座に移動すること。なお占星術では、太陽と月も惑星に含まれます。
いて座の支配星は木星。
「木星」は、ローマ神話の「ユーピテル(ジュピター)」あるいはギリシャ神話の「ゼウス」の星といわれています。
ゼウスは天空神として、全宇宙や雲・雨・雪・雷などの気象を支配しており、オリュンポス十二神の最高神で「神々の父」と考えられています。
最高神の名を持つ木星は、「拡大」や「幸運」の星として有名です。
(「木星」については、ブログ「グレート・コンジャンクション」もご覧ください。)
【 レストランにて 】
友人と一緒に、レストランに来ているところを想像してください。
そのお店は人気店で、コロナも収まった今、店内は結構混雑しています。
あなたは注文をしようとして、お店の人に気づいてもらおうとしてみます。
しかし、お店の人はちっとも気づきません。
あなたはもう一度トライしてみます。
が、それでも何の反応もありません……
この時、あなたはどんな気持ちになりますか?
【 あなたはドッチ? 】
あなたは、そうとは気づかずに、お母さんを側に呼びたかったのに来てくれなかったのに来てくれなかった小さい頃のことを再演し始めます。
反応しないお店の人に、お母さんの顔を貼り付けます。
そして同時に、あなたが小さいころ同じように行動し、感じ、考え始めます。
打ちひしがれて、「無力だな」と感じるのです。
そして頭の中で
「ダメだ。どんなに頑張っても彼(お店の人)は私のところに来る気はないんだ……」
と言います。
一方、あなたと一緒に座っていた友人は、あなたのジェスチャーに反応しないお店の人をみて怒り出します。
そして「あいつは全くダメな奴だ。自分なら即刻首にしてやる!」と息巻きます。
これは今日のTAで教科書的に扱われている本「TA TODAY」で扱われている
「ディスカウンティング(値引き)」の例です。
【 ディスカウンティング 】
ディスカウンティング(値引き)は
「問題解決に関連する情報に気づかずに無視すること」
と定義されています。
オーダーに気づかないお店の人に対して、悲しくなったり、怒ったりしている時には、
赤ん坊の頃には持っていなかったが、大人になった今は持っているはずの
選択肢をディスカウントしています。
・ 立ち上がって、気づいていないお店の人ところまで行く
・ 別の店員に声をかける
・ 直接、厨房まで注文しに行く
もしこのように行動したら、問題解決するのに受動的ではなく能動的です。
お店の人についてブツブツ言いながら座っているだけでは、私たちが「注文するようになる」ことの役には立ちません。
最近、お店で注文するのが苦手な人が増えているそうです。
人件費削減の意味合いもあるのでしょうが、
タッチパネルなどの機械端末での注文や
セルフサービスのお店が増えています。
けれど、コロナが収まってきたこの時期、店員さんがオーダーをとるチョット高級なお店に行くことが増えるかもしれません。
店員さんにオーダーするのが苦手なあなたも、この「オーダー」というコミュニケーションに「挑戦」してみてはいかがでしょうか?
あなたが、過去の自分に縛られる必要は何もないのですから。
【 いて座の新月 】
来週の土曜日12月4日のが「いて座」の新月です。
新月はその名前通り「新しい月」
ここからマタ月の満ち欠けが始まります。
西洋占星術ではこのタイミングで願い事をすると、太陽と月のダブルのパワーを借りることが出来て、願い事が上手くいくと考えられています。
(以前のブログ「グレート・コンジャンクション」をご覧ください。)
太陽と月が完全に重なるのは12月4日の16時43分ごろ。
お願いを「手帳にお願いを書いて」おくのもOKです。
「拡大」も意味を持つ木星が支配星の「いて座」は
「新たな知識の探求」や「未知の分野への挑戦」
といった性格を持つ星座といわれています。
「遠くに出かけたい!」
というお願いや
「未知の分野に挑戦する」
といった目標を立てるのにピッタリです。
もしあなたが「未知の分野に挑戦」にためらっているなら、
今回「いて座の新月」は最高のきっかけになるかもしれませんね!
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[ 参考文献 ]
「TA TODAY」(実務教育出版) イアン・スチュアート、ヴァン・ジョインズ p218,219