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世界のTA窓 仲間と手に入れたもの

第六十八回:青沼ますみ

こんにちは、青沼です。 

3月6日日曜日開催した第4回「世界のTA窓」は、シドニー在住のJan Grant先生をお迎えして、総勢21名で、実のある素敵なワークショップになりました! 

今回は、その現場報告やこのワークショップ開催に至った経緯、そして私達の想いにも触れて、最終回を総括してみます。 

 

1 タイトルへのこだわり 

[ 世界のTA窓……○○先生、大いに語る! ]

ちょっと変わったタイトルですよね 

そもそも、このワークショップでは何を学ぶの? が全く伝わらない……? 

が、○○先生が大いに語るんだなってのは分かる(笑) 

では、そもそもの、そもそもから話すと、、、 

そもそもシュハリズム研究会の存在意義は、 

 

・教育分野のTAを学ぶ人たちの“学びの港”になる。 

・更に、国際TA協会が分類している4領域(心理療法、カウンセリング、教育、組織)の人たちと“一緒に学べる”場所になる。 

・更に更に、TA学習の高みを目指して「正式なトレーニング契約をする」人たちの応援をする。 

・その結果として、各人がその分野の専門家として集い、新しい何かを生み出していくようになる! 

 

ことです。 

その思いを込めて創立1年目から、自分たちの身の丈に合った活動や講座をさまざまに開催しています。 

やりたいことはいっぱいあるものの、まずは自分たちの手に負える範囲で展開しているのが現状です。そのためホームページや案内も手作り感満載ですが、TA仲間はもちろんのこと初参加の方がたにも、「儲け主義な感じじゃないんですね」と案外好評なのです。苦笑 

その歩みの最初の頃から、理事の2人・安部&青沼が“こういうことがしたいよね~~”と話し合っていたことの集約形が「世界のTA窓」です。 

その頃こんな会話が、、、 

 

(青沼)「ニュージーランドで参加した夜の会で、参加者のみんながTAとの出会いを、暖炉の前でリラックスしながら語っていたのって、なんだか自然体で素敵でしたね~~」 

(安部)「うん良かったね! 国際大会でも、会場のあちこちで立ち話したり、座り込んでじっくり語り合ったりするのよね。何気ない場面で、その人のTAとの出会いやTAへの熱意が伝わってくる。大会に参加するから得られる素晴らしい時間だよ!」 

(青沼)(心の声)“そうか、そういうの直接聞ける人は凄いな、いいな~~~” 

 

コロナ前、ランチを食べながら何時間も自由発想会議……これが楽しかった。 

 

(青沼)「好きな番組に『世界の車窓から』というのがあるんです。車窓からそれぞれの視線に映る世界の景色が、心奪われる。ほんの数分。ITAAにも世界中に素敵な先生がいるし……各国の先生方をお呼びしてそういうのができると良いですね~~」 

 

と同時に、二人は『Educational TA(教育分野のTA)』という本の日本語訳プロジェクトに 

関わっていて、「この本の著作者・編者からも話を聞きたいな」という希望がありました。 

で、なんやかんやでこの2つの枠組みがピタリとハマり、 

Educational TAの著編者にワークショップをしてもらう+私のTAジャーニーを語って 

もらおう! 

2020年にはいると、Covid-19はたちまち世界中に拡大し、世界がマスク嫌だよ~~という中、日本人は全てを受け入れて順応していきます…… 

その過程で、私達は講座をすべてオンライン化し、資料・心構え・運営技術etc……少しずつ少しずつ準備をしていきました。 

2021年

4月29日 南アフリカのカレン・プラット先生 

6月13日 イギリスのトルーディ・ニュートン先生 

(8月21日  メアリーコックス先生も夏合宿で飛び入りゲスト!) 

12月12日 イギリスからジャイルズ・バロウ先生 

そして

2022年3月6日、最終回はオーストラリアのジャングラント先生 

いや~~~豪華なメンバーだったな~~~ 

登壇者たちの共通点は、過去ITAAにおいて、〖教育分野のTA〗の存在を確実なものにした功労者、故ジーン・クラーク先生から多くの事を学び経験を共にした後進の人たちであること(日本流に言うとお弟子さんたちかな)。 

コーディネーターとして、私達と講師陣を繋いでくれた安部理事もその一人。 

日本における〖教育分野のTA〗の広がりを、心底支援してくれるメンバーがずらりと並んだ訳です。これは日本のTAストーリーにとって、とても大きな意味があるのだと思っています(自画自賛ですね💛) 

こだわったタイトルどおり、講師一人一人のTAジャーニーが初めに1時間ほど展開され、次に主たる理論・概念の学習という風に組み立てられ、そこにいる全員が1つの居間で話し込んでいるような、心躍る学習の場となりました。 

 

2 そこは、多様性を理解し変化・変容が生まれる場 

各講師には、TAジャーナルに掲載されるレベルの、その方が主張しているTAコンセプト/概念があります。 

その概念の構成は、過去の名立たる実践家たちのシャープな理論を見事に受け継ぎながらも独自の視点で構成されています。 

そして、わかり易さ・汎用性というバランスが絶妙に素晴らしく、そのおかげで参加者は、自分好みのTAコンセプトを手に入れやすいのが特徴です。 

概念というやつは、ともすれば情報・知識として自分の頭に格納して終わり!になりがちです。知ってるけど全然使えていない……とかいうやつ。 

今回登壇してくださったTA実践家たちが提案するTA概念には、明確な考え方とフレームワークがあります。学習者が各自、意識的に実践の場で使いこなすことが可能なレベルに落とし込まれているということが、このワークショップに参加する大きな魅力だと、学習者の一人として毎度実感しています。 

更に講師はみな、自分が主張するTA概念を強くお勧めしたいのだろうけれど、絶対押し付けない! 

「使えるものはどんどん使ってね」が原則であり、そうすることで参加者が、自分のサイズに応じた能動的な使い方になっていく……ここもTAらしくて好き。 

参加者の成長に応じた使い方が選べるという自由度の高さは、例えば受講後、自発的に自分の成長課題と向き合ってみることもできるし、仕事の場に応用させるのを楽しむこともできる……つまり変化の種類や度合いを自由に選択できる嬉しさがあるということでしょう。 

受講後のアンケートからは、変化の側面が現れたようなフィードバックが多くあります。これはすべて日本語→英語に訳され、講師へのストロークとしてお届けします。まさに相互学習の成果ですね… 

もちろん、辛口コメントもあります…… 

それを読んで考えさせられることも多いけれど、そのストロークすら多様性の現れと思えば面白い。 

そう、うちの講座/ワークショップは、さまざまな多様性をOKとする皆が、自分の成長課題に向けて自ら変化変容する場になることを目指しているのです! 

 

3 ええ塩梅のチームワーク 

このシリーズを都合5回開催した結果、私達理事・運営側が手に入れたものは、各講師のレベルの高い内容だけでないことを、今実感しています。 

私達のチームワークがええ塩梅にこなれてきた…… ここすごく大事! 

当日を迎えるまでは、もちろんいろいろありますし、いろいろあって当然です。 

まず講座やワークショップを「イベント」と捉えてみると、理事各自の経験が異なることに気づきます。

30代の私は司会業者。ほぼ毎週イベント尽くしでしたもんね……爆笑 

まさしく準拠枠が異なっている。その異なる仲間が集まって何かを成すのです。 

そのこと自体が大変でうまくいったら奇跡だ~~~ぐらいなもんです。 

今回の企画では、まずオンラインでの講座というハードル。それも海外の講師を招聘するのですから、まさしく各自の持つ多様性のレベルを格段とバージョンアップして準備しなければなりませんでした。 

素晴らしかったのは、やはり各講師の対応でした。I’m OK You are OK 

彼らの態度や発言から、私達は学ぶことがたくさんありました。 

企画 → 具体的計画 → 案内+お声がけ → 講師と打ち合わせ / 資料準備 / 配信 

→ フォロー → 実施 → 後始末 

全てのフェイズで柔軟性と調整スキルが必要で、これを実践で学ぶことができたのは、理事全員にとって収穫でした。 

毎回ですが、素晴らしい通訳さんにも恵まれました。感謝感激…… 

(億万長者ならお抱え通訳さんになってもらいたいぐらい) 

そして当日。 

初回から試行錯誤しながらやってきたおかげで、最終回ではリレーションがうまくいきました。 

・30分前の関係者全員ミーティングはばっちり! 

・前段のスタートは私から 

・IT関連は、ふりさんこと降幡理事が 

・最後のまとめは、よねさんこと米山理事が  

“講座のPotency(効力)”〖講師と参加者の心理的安心安全を守る〗 

一生モノの心理学@TAを手に入れることが可能です。 

 

4 そして次の課題へ 

肯定的なストロークはしっかりと脳内へとどめておきます。

否定的なストロークであっても成長の糧になるものは、キャッチして活用します。

不要なストロークがあるのなら、それはくるくるポイっと捨ててしまいます。

 

まずなによりも、達成感というストロークをじっくり味わい、仲間に感謝のストロークを渡します。

 

      参加してくれてありがとう

   手伝ってくれてありがとう

   登壇してくれてありがとう

 

TAシュハリズムの2022年講座はココから  

もっともっと楽しい講座をみんなで創りましょう!

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