私たちは日々の中で、 考えがまとまらなくなることがあります。
ぐるぐると同じところを周る。
あるいは、立ち止まる。
結論が出ないままモヤモヤ、イライラ……が続く。
そうしている中、新たな課題が浮上するので、
その課題に取り組むことになるのですが、
気になるぅ~~~!
集中できない状態で時間が過ぎることになる。
何か自分の中で止まっている。
いつも同じような嫌な気持ちになっている。
モヤモヤした「もの」が存在するのは分かっている。
でも、ここからどうにも動きが取れない。
引っ張られる。
こんな状況を経験している人も多いかと思います。
・決めたことが継続できない
・今度会うことになっている人が、苦手なんだけど、この気持ち何とかならないかな?
・プレゼンの後、何か引っかかるというか「悔いが残る」自分がいる
・試験勉強中/書類作成中、暗礁に乗り上げている自分。
・この嫌な気持ち何とかならないかな?
・子離れができな~~い
・〇〇さんに、イライラする/へこむ
・うまくできないことで、すぐに自分を責めてしまう
・上司からの仕事の指示、なんだか腑に落ちない。なぜ?
・頭ではわかっているけど、どうも気が乗らない……
などなど、 このような悩みは、職場でも、家庭内でも発生することがあります。
致命的な問題ではないけれども、心の中のどこかに引っかかっていて
その傷口が完治せず、なぜかすぐにその存在を主張する。
そんな心の「引っかかり」があります。
学びのプロセス・成長のプロセス:
学びも成長も、人と人との関係性の中で生まれ育ちます。
授業や講座で学ぶことも 書物から学ぶことも、
インプットだけで終わってしまえば、
それは「学び」には、なっていないような気がします。
学びをアウトプットすることが、 大人の学びには重要だと私は信じています。
私の講座でも、常に受講者の皆さんにお伝えしています。
そのアウトプットの対象が、
私たちの身近な人達、あるいは
初めての人達である時もあります。
アウトプットの対象が、
動物であったり、 植物であったりすることもあるかもしれません。
でもそのような場面でも、そのもう一歩先、延長線上には、
人が存在すると私は思っています。
私たちが何かしようとするときそこには必ず誰かが存在します。
そして、その人たちからのフィードバックや反応が
結構気になる私たちでもあります。
「私、どう思われているのかしら?」
私たちのアウトプットが、
受け手からのフィードバックや反応を生み、
そこからさらに、
私たちの中に新たな思考ややり方、感情さえも生まれる。
私が常にお伝えしている「学びを活かすプロセス」ですね
学びをアウトプットしないと、
ただただ、頭でっかちになっているイメージです(^^
人と関わることの大切さ:
アウトプットすることで、その経験を周囲と共有する機会が生まれ、
共有することで、フィードバックやストロークをもらい(承認)
そこからの新しい学びが生まれる。
映画やコンサート、日々の生活で感じたこと、感動したことを
誰かにシェアする、話す、伝える、表現する、・・・・。
ここでもやっぱり他者からの反応・影響(承認)が
私たちにプラスにも、マイナスにも作用します。
その「自分にとっての」マイナスの反応が、
私たちのアウトプットに進む際に大きな影響を与えているようです。
つまり仕事でも家庭内でも、自らが行動を起こそうとした時
何かを発言しようとした時、
その後の反応が心配で
結果的に、一歩前に進むことが大きな山に立ち向かうが如く
感じてしまうのかもしれません。
こんなことしたら、どう思われるんだろう???
驚かれるかもしれない・・・。
……これって、過去の経験からきていますよね。
それら気まずい体験をもう二度と味わいたくな~い!
できない自分を再度経験したくな~~い!
これって、自分の可能性へのディスカウント and/or 誇張ですよね。
アウトプット(発言する・行動を起こす)で、
ストレスと感じているときは、
ディスカウントが起こっている可能性が高いです。
ディスカウントは、自分では気づかずにしてしまうことなので、
自分では分かりにくい・わからないのです。
分かるとすれば、
「(自分のアイデアや意見、要望や欲求さえも)無かった事にしよう」とか、
みんなに迷惑がかかるんだったらやめます/諦めますという発言になったり、
それまでの行動を止めるような働きが私たちの中で発生することがあります。
あるいは、それら「気まずい体験」をしないようにするために
相手が「ぐうの音も出ない」ようになるまで、
必要以上の頑張り、過剰なまでの準備や行動でへとへとになったり、
それを認めない相手に不満を持ったりする経験をすることもあります。
さらなる、モヤモヤ感!、ストレス!
いつの間にか、自分の中で繰り広げられる役に立たないストーリー:
このモヤモヤ(はーぁ)や、イライラの原因を
20分のやりとりの中で解決できるシステムがあります。
それがTAスーパービジョンです。
隠れていたモヤモヤやイライラが明らかになり、
曖昧であったものが明確になり、
暗闇に覆われていたものが光の中で喜びに変わる瞬間を生む
20分間のやりとりです。
(参照:よりよいスーパーバイザーになるための手引き、P.16)
これがTAスーパービジョンなのです。
TA スーパービジョンは、しっかりとした枠組み(フレームワーク)を持ち
スーパービジョンを行うスーパーバイザーが提供する「中身」(スキル)で 成り立つ、
20分間で行うパワフルな「やりとり」です。
20分間で、自分の中に隠れていたもの(モヤモヤやイライラ)が自分の言葉で言語化できると言うフレームワークです。
そのフレームワークを学ぶことができます!
TAスーパービジョンは、
互いに責任の範囲を話し合い合意(Contracting)し、
安心で安全な環境下での環境のもと行われます。
最も重要なことは、
TAスーパービジョンを提供する人が Iam OKーyou are OKのポジションを
キープし続けるというスキルを持っていることです。
この Iam OKーyou are OKの環境が、
私たちがもっとも成長できる環境であり、
問題を抱えていた人が自分で考え、
問題解決に結びつくきっかけをつくります。
これを自分のスキルとして、他者をサポートするために、
スーパーバイザーもスーパービジョンを継続的に受けています。
いろいろなスタイルのスーパービジョンが存在します。
国際TA協会が推奨するTAスーパービジョンは、
TA理論を基盤にしたスーパービジョンです。
TAのコントラクトの概念に基づいた関係下で、
共感と厳しさを伴う枠組み(フレームワーク)です。
コントラクトを丁寧に進めることで、
その場の目的と役割が2者間で明瞭になり、
スーパーバイザーが提供する安心・安全の環境下で、
問題解決、成長の場が生まれます。
TA理論がパワフル且つ、
優しく包み込む活用モデルとして役立ちます。
私は、TAスーパービジョン・スキルを持つ人が増えて欲しいと、
切に願っています。
しっかりとしたスキルを手に入れたスーパーバイザーが増えると、
スーパーバイザーを選ぶことが可能になります。
スーパービジョンを受ける機会が増え、
日常のちょっとした心の引っかかりや、モヤモヤの解決ができ、
それぞれが
「自分らしく」生きるきっかけを手に入れることが可能となる。
それは自分だけのものではなく、
周囲の大切な人達とのかかわりにポジティブに影響します。
TAスーパーバイザーを増やす!
私のミッションの一つです。
スーパービジョンの仕組みを学ぶ機会を提供しています。
TAの学びと実践を高め、深めるツールとしてお勧めです。
新しい自分と、新しい関わり方を手に入れる講座:
TAスーパーバイザー養成コース
5月7日(土)開講
お申込みはこちらから、https://bit.ly/36fRclo
詳しくはこちら、https://www.taedcon.com/4