こんにちは、青沼です。
WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、みごと世界一!
金メダル、取ったど~~~~❤
すごかったですね、侍JAPANは。
日本中が沸きに沸きました。
経済効果もすごいらしく、この勢いで世の中も景気も良くなっていってほしいな~~~と心から願うばかりです。
さて、皆さんはこの時期、いかがお過ごしですか?
これから日本中がお花見の宴席で、賑わいMaxになります。マスクも取れたしね!
その桜前線に乗って、今年も各企業新入社員を迎える季節になりました。
そしてありがたいことに、私にもまだお仕事が回ってきています(*^^*)
私は、ある企業で長年「外部研修講師」として働いています。
単発で伺うこともありますが、新人の研修の場合は特に、その企業の文化風土を分かっている講師に来てもらいたいという企業側の想いがあることが多く。
結果、だいたい同じ会社に呼ばれているのが現状です。
入社後、その会社の研修で出会う若手社員の成長は、人それぞれに「成長のプロセス」があります。
多くの場合、大学で学んできた専門性が直ぐに配属先の職場で使えるなんて、夢のまた夢。だから必ず、新人は組織の壁・成長の壁にぶつかります。
“思っていた(理想も妄想も)のと違う…” これって結構辛い状況です。
違うという状況・状態は一人一人異なります。
職場環境、人的環境、担当業務内容、時間の過ごし方、私的なことも含めてetc...
何かのきっかけでここを乗り越えていけると、そこからは過負荷な担当業務でさえ意外と自分の栄養素となり、数年後は後輩に向けて「私のやりがいは……」なんて話をしてくれる先輩社員になっています。竹のように一節、伸びた瞬間。
そうなるのは、早い人で入社後2、3年目あたりかな……
で、この2~3年の時期に、誰に出会い+何を学ぶかがとても大切なんです。
日々頑張っている自分に対して常に味方でいてくれて、自分の存在や能力・可能性に関して、肯定的にストロークしてくれる人の存在がどんなに救いになるか。
時には叱咤激励してくれて、素直に悩みを打ち明けられるような人の存在が、新人さんには必要不可欠なんです。
こういう先輩・上司の存在を、昔からメンターなんて呼び方をしていますね。
直接的な業務指導者ではなく、その人の存在そのものが、新人君の支えになっていて、
必要な時にさまざまな助言をくれたりする、とても頼もしい先輩や上司。
(ドラえもんみたい?(笑))
そういう人が職場に一人でも居てほしいし、会社側はメンターとメンティという教育的繫がりに関して、いろいろできる配慮を惜しまないで欲しいと、機会がある毎に相手企業に対しその手のお話をしています。
(一方、この時期の失敗や無知な状態を広い心で受容してくれる上司や職場でなければ、新人がすくすく育つなんてことは非常に難しくなります。)
で、今期WBC決勝戦、日本は接戦の末みごとアメリカに勝ち、優勝を成し遂げました。
皆さんも手に汗握って観戦したことと思います。
この勝利後の一連の報道の中で、私が最も感動したのは、ある新聞の記事でした。それは、栗山監督の“手記”の一部です。
〖…勝つんだな と確信した9回。天国の闘将・星野仙一さんに心の中で「今、見てますか。勝ちますよ」と語りかけた。侍ジャパンの監督に就任した一昨年12月。「本当に自分が監督でいいのか」と思い、星野さんの墓参りをした。その時、「何をごちゃごちゃ言っとるんや。お前がやるんだ。しっかりやれ!」。あの怒声が聞こえた気がした。…〗
侍ジャパン監督/スポニチ本紙独占記事から
うわ~~~すごい!
私の目の前にも、栗山監督に檄を飛ばす星野せんちゃんが現れた!!
死して尚、その人の勝負の時・窮地の際に現れ、その人を受容し、あるべき道を示す。
すごいことです……
Berneが示したリーダーシップ機能3つのうちの1つ、「心理的リーダー」という概念を使ってみると、この場合[栗山監督にとっての星野監督]が心理的リーダーであるということができるでしょう。
皆さんには、そういう人がいますか?
私の中には、3人の心理的リーダーがいます。
・1人目は、実務家キャリアコンサルタントのレジェンド、ロビン師匠(と呼ばれている)
私はこの人からどれだけ多くの事を学んできただろうか…
・2人目は、講師業の入り口を与えてくれた総務人事屋のレジェンド、M氏
研修講師と名乗ることができたのはこの方のお陰。足を向けて寝れません!
・3人目は、教育分野のTAにおけるレジェンド、いまは亡きJ先生とS先生
J先生の魔法の言葉と握ってくれた手の力強さ・温かさを一生忘れません。
S先生は分野が違う私を、それはそれは分け隔てなく迎え接してくださいました。
この方たちはみな、
挫けそうなとき、私をマルっと受容してくれます。
失敗したとき、笑ってみていてくれます。
ぶつかったとき、一緒に嘆きイラついてくれます。
そして、ここぞという時、「君ならやれるし、君しかいないだろう?!」と必ず言ってくれます。
それは、実際にそうだったこともあるし、今も心の中でそう言ってくれている時があるのです。
心理的リーダーは、自身のモデルとして精神内界で機能します。
“私もそうありたい……”と願い、それがある瞬間にあるべき姿・行動に現れます。
“〇〇さんなら、こういう時どうするかな?”とつぶやき、取るべき道を自ら探します。
良いものですね、心理的リーダーの存在とは。
2023年4月
本格的な社会経済活動に突入するこの春、初めてづくしの若者たち。
どうか一人一人に最適の、“一生もののメンター”となる先輩・上司が、早く現れますようにと 願うばかりです。
WBC出場のみなさん、お疲れ様でした。
ゆっくり休んでくださいね !(^^)!
あっ、個人的にはヌートバー選手と牧選手が好きです♪ (笑)