働き方や生活は大きく変化している
世の中がどんどんと変わっています。
・コロナ前
⇓
・コロナ禍のほぼ2年半強の期間
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・円安、資源共有の崩れからくる経済、そして、生活への大きな影響、……
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働き方も大きく変化してきています。
それでも?
だからこそ?
リーダーシップというワードは、今も関心度は高い
ウーバーサジェストという
「検索キーワードのチェックツール」を介して調べてみると
上位3位が以下のようなタイトルでした。
・リーダーシップとは何か? 求められる資質とマネジメントの違い
・リーダーシップとは何か? リーダーに必要なスキル
・リーダーシップとは? 求められる力やマネジメント……
ふむふむ、やはり現場のメンバーや仕事の進め方が変わりつつあるので、
リーダー、リーダーシップに興味関心は高まりますよね。
リーダーシップに求められる能力
リーダーシップとは「指導力・統率力」などと表現され、
ある一定の目標達成のために
個人やチームに対して行動を促す力のこととありました。
(インターネット調べ)
基本的なポイントとしては
・目標達成のためのビジョンを示す指導力
・ビジョンが実現するように、スタッフのモチベーションを維持しながら励ます統率力
・ビジョンを実現するにあたって問題となる部分を解消する能力
などと言えるでしょうか。
チーム全体で成果を上げることは、
リーダーの力だけでは成し得ません。
メンバーそれぞれも周りに好影響を与えつつ、
自主的に行動していけるよう、
メンバーを導く力が求められると考えられます。
リーダー一人が躍起になっても成果は出せない!
組織のメンバーに対してポジティブな影響力を行使することがリーダーシップ
異なる視点から言うと
課題解決に力を入れながら(課題関連機能)と、
人間関係にも適切に対応できる(対人関連機能)が
リーダーシップに必要な能力と言われているようです。
つまり、課題解決能力とは、
目標を定めて計画を立てる能力
スケジュールの進捗を徹底して管理する能力
メンバーを指導し適切に指示を出す能力
組織の決まり事を守るためメンバーを徹底して指導する能力
など、成績・生産性を向上させるための能力が挙げられます。
加えて、
意見の対立やちょっとした軋轢が生まれたときに、
すぐに気づいて調整役として関与する能力
メンバーが自分の能力を最大限に引き出せるよう、声かけや指南まで幅広く対応する能力
メンバー一人一人とコミュニケーションをとり、公平に対応する能力
などといった人間関係を円滑にする能力があります。
課題解決のみならず、メンバーを精神的に支える機能も持ち合わせているべきだといえます。
今後さらにフォーカスされる対人関連機能
多くの私達が経験してきたかと思われるのですが、
リーダーとしての仕事はできるけれどねぇ~、
ちょっと、ちがうんですよねぇ~
技は、学びたいけれど……
仕事以外での魅力は???……
というように
課題関連機能だけではなく、
メンバーの自発性を育てる能力を持つリーダーが
求められるのではないでしょうか?
どんどん変化する現場をリーダーだけではなく、
グループメンバーの一人ひとりが自発的に課題解決能力を発揮し
課題に取り組む現場にするリーダーシップが求められると思います。
今からのリーダーに必要なものは、
その人の「あり方」ではないでしょうか?
その「あり方」の原点が、
TAの哲学:
Ø ひとは誰れでもOK
Ø 人は誰れでも考える能力を持つ
Ø 人は誰れでも自分の人生を決め、その決断はいつでも変更できる
これは、TA(TransactionalAnalysis)の創案者
Eric Berne博士の
それを修復するには何をする必要があるかを本質的に分かっており、
適切な情報とツールが与えられれば修復・改善することが
可能であるというEric Berneの信念でもあります。
今からのリーダーは、
適切な情報とツールを与えられる人。
そして、
前述の「リーダーシップ機能」の最後にさらっと
述べられている
メンバーがどのように行動していったらいいか自主的に行動していけるように導く力
組織目標を達成するために動機付けていくリーダーシップ
組織のメンバーに対して影響力を持つ
リーダーシップは「信頼」である
メンバーを精神的に支える機能
これらをどう創造するかがこれからのリーダーシップに求められるようです。
TAの哲学を基盤に、リーダーに求められる資質
・意味づける力-関係する事柄の背景説明、明確化、解釈そして、組み立てのための枠組みの提供や、グループメンバーの気持ちや状況を解釈したりする高い能力。
・間接性-リーダーはグループメンバーが自分で発見するよう配慮する。例えそれが「役立つ」「早い」とわかっていても、「やり方」「考え」を全て指示することを控える事に前向きである。
(参照:教育分野のTA、第18章)
これらは、まずはリーダー自身が経験、体験しながら
自分自身のうまくいかないことを受け入れ、
それを改善、修復するために
学び、成長、変化をし続けるプロセスから学べる内容です。
そして、
そこには、適切な情報とツールが必要です。
その適切な情報とツール(ツールが使える空間)とは、
・TA理論と概念
・自分自身で考える事、積極的に参加する事、間違う事、学び、 変化・成長する事への許可。 (グランドルール、アファーメーション)
・スーパービジョン
自分とTA哲学が実践的に融合している状態が
あらゆる場面でのリーダーシップには重要だと思います。
TAって、いいわぁ~!!!
あべともこ