「CORONA」も急速に収束の方向に動きつつありますね。
5月からは、2類から5類になるとか。 この3年間で私たちが経験したことは、
読者の皆様も感じられていらしゃるように、
数限りない影響を私たちに及ぼしました。
これからも影響を感じると思います。
それらを「CORONAのせい」と理由付けし、
残念がるあるいは、諦めるのではなく、
「CORONA」からの経験を
いかに今後に生かすかということを
考えていきたいと思っています。
CORONA禍という状況下で、真っ先に思うことは
「人との接触機会を失った」ということではないでしょうか。
同じ家屋の中で一緒に暮らしている人達以外の人との
接触を極端に制限された体験でした。
独り暮らしの人にとっては、
離れて暮らしている家族にさえ自由に会えないという
前代未聞というか、
今、考えても驚く現実を体験しました。
今まで「普通」だった他者とのコミュニケーションの機会を
ことごとく失った3年間といっても過言ではないかと思います。
この体験は、
「コミュニケーション力」の著しい低下あるいは、
「コミュニケーション能力」の喪失危機だと
言ってもいいかもしれないなーと思っています。
3年間のマスク生活によって、
他者の表情を読み取る機会喪失も含めて、
今まで以上に「勝手に解釈」「うやむやに納得」してしまう
傾向にあるのかもしれないですね。
今後、表情をあからさまにみることで
衝撃となるかもしれません。
結果的に「わがまま」「自分の思い込み」
「他者の助言をうやむやにする」「相談しない」というようなことが
思いのほか自分たちの中に育っているのかもしれない。
今まで何気なく声に出していたことから、
ちょっとした表情の変化から
コミュニケーションが始まり、
私たちは人との付き合いを体験的に学び
良くも悪くもそういうものだという経験値を重ねてきました。
ところがここ3年ぐらいの間、
何気なく声に出して言う➡周囲の誰かがそれに反応する➡やりとりが始まる
という構図が激減したのは確かです。
TA で言うゲーム:繰り返される嫌なやりとりすら、
経験値としてある意味人間関係の学びになったり、
他者とのコミュニケーションのテーマにさえなっていた。
心理ゲームは、「またやってしまった」というような感覚で、
表面上は役に立たないコミュニケーションの一種ではありますが、
でもそれらを懲りずに繰り返してしまう私たちでもありました。
心理ゲームは、ネガティブなストロークの交換となり
自分自身が持つ役に立たない「人生脚本」を強化することになるのですが……。
今、これら3年間の「人との接触が制限された」時間を過ごし、
ゲームと言う体験も少なくなったことがきっかけで、
これからは、それぞれの思い込みや勘違いが直接ぶつかり合って
諍い(いさかい)が起こり、人間関係がややこしくならないことを願っています。
ひょっとしたら、家庭内であるいは、限られた人たちの中で、
心理ゲームが多発していたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが。
年齢の低い子ども達にとっては、
人とのコミュニケーションの経験不足から
人との関わり方や表情の読み取り方が分からないという
事が増えているかもしれません。
TA 的に言うと、心理ゲームは不要といいながらも、
それらの経験不足から、
数回のゲームで、人との関係性をあきらめたり、
必要以上に不安に思ったり、恐れたりする可能性もあるのかしら?
ゲームの深刻度の1度のゲームではなく、
いきなり2度や3度のゲームに発展してしまうようなことに
ならないかしらと考えたりしてしまいます。
また、他者とのポジティブはもとより、
ネガティブなストローク交換の機会も経験不足になっているとも考えられます。
今後、人と人との交流が盛んになると、
心理的ゲームに発展する機会は増えるかも知れません。
だからこそ、
今まで以上時に、
I am OKーyou are OKというポジションを意識して
人と交流することは大切だと思います。
そんなこんなを考えていた時、ふとしたきっかけで
歌舞伎狂言作家の河竹黙阿弥
(かわたけ もくあみ:1816年~1893年)の信条であった
「三親切」(役者に親切、座元に親切、お客に親切)という言葉が
目にとまりました。
それに触発され思い出した言葉が
「三方よし」(「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」)の三つの「良し」
(江戸時代中期1650年頃~1750年頃に生まれたと言われる近江商人の理念)とつながり、
これって、OK-OKやん!って一人にやにやしていました。
「三方よし」に始まり、「三親切」そして、今
「私OK-あなたOKそして、自然もOK」!
2023年は、
OKnessがより広がればいいなぁ!
と思ったので、今年最初の私のブログ・テーマにしてみました。
OK-OKポジションに戻る!
フットワーク軽く、楽しみましょう!