人間関係が拗れる(こじれる)って、どういうこと?
☑ 人と人との関係が悪くなり溝ができる。
☑ 他者との関係にヒビが入いった。
☑ ギスギスしている人間関係。
☑ 険悪な関係
☑ 不和・不仲
☑ もう仲良しではない。
☑ 関係性がギクシャク。
いろんな表現はがありますね。
その時々で表現の仕方が異なります。
結構幼い頃から私達は
自分と誰かとの関係がうまくいかないという体験を経験し、今に至っています。
誰かとの人間関係が拗れることは避けたい!
自分も相手も
ハッピー&ハッピーが理想と思うのですが、・・・
その理想を手に入れるために、
☑ 相手に話を合わせる
☑ 気に入られるように頑張る
☑ 我慢する
☑ 関係ない/問題ないふりを装う
などなど、他にも色々チャレンジしてきたようです。
幼い頃の私達が局面する最初の人間関係は、
私達を育ててくれていたお母さんやお父さんあるいは
それに代わるような人達との関係だとおもいます。
この人たちとなんとかうまくやらないと、
幼い私達は
美味しいご飯も食べられないし、
眠りにつくときに絵本も読んでもらえないし、
抱っこもしてもらえないし、
一緒に遊んでもらえないし
ほめてもらえないし
・・・・
ひとりぼっちになったら生きていけない!……重大な問題です。
だからやっぱり、
目の前のお母さんやお父さんに見放されないように
ご期待に添って、
褒めてもらいたい
ぎゅーってしてもらうために
お利口でいたい(い続けたい)と思います。
これは生き延びるための本能です。……これも、とっても大事なことです。
随分以前にテレビで見た内容ですが
誕生後すぐに1人では生きられないほど
未熟な状態でうまれる人間の赤ちゃんは、
大人から愛情行動を引き起こし、世話や保護を受けることができるように、
多くの生物に共通する赤ちゃんの形態的・行動的特徴を持って生まれてくるらしいです。
そう、お母さん、お父さんをはじめ
周囲の人たちから愛情行動を引き起こすために
生まれたての赤ちゃん達はあんなにかわいいのです(^^
何をしてもかわいいのです!
そして、大切に育てられてきます。
その育つ中で、少しずつ親の思う通りにはならない状況になります。
それは仕方ないことです。
いくら幼子と言えども、別個体なので、
幼い子ども達は一人ひとり、
自分の考えややり方、
感情の表し方を形成しはじめます・・・・成長といいます。
でも、その大もとは、幼子の周囲にいる
お母さんやお父さん、育ててくださっている人達から
学んでいます。
現実的には、
子ども達が表現するいろいろな行動や欲求に対して
大人達はポジティブだけではなく、ネガティブに反応することも多くなります。
なぜ、ネガティブに反応してしまうのか?
親達も、日々一生懸命生活をしていることを忘れてはいけません(^^
うまくいかなことも日々いっぱい経験しているのです。
文字通り、目の中に入れても痛くない〇〇ちゃんだったのに、
「面倒な子」「困った子」になってしまいます……その瞬間だけなのですが、
その瞬間が目立つようになることは確かなようです。
親達や、幼子が少し大きくなると教育現場の先生や指導者人達からも
幼い子ども達に制約が入ったり、
大人たちの思うようにコントロールするような圧がかかってきます。
ダメ!
やめて!
いけません!
などなど……
そんな瞬間、幼かった頃の私達は、
目の前のお母さんやお父さんに見放されないために
褒めてもらえるように
ぎゅーってしてもらえるように
両親の期待に応えることを選び、
両親にとって「いい子」でいたい(い続けたい)と思います。
仕方ありません。・・・上等な決断だと思います。
その結果、
きちんとちゃんとする
頑張る
我慢する
周囲(親)の人の顔色を読む
さっさとする
(これ、ドライバーですね。2歳前後から取得しています。)
他にも色々といい子になるための工夫します。
これは、生き延びるためのゴールデンルールの一つです!
幼い時に経験した初期成功体験から学ぶ、
生き抜くための
勝ち組ルールなのです。
そのルールを会得し、うまく使ってきたので、
私達の今があると言っても過言ではないと思います。
目の前の理不尽な出来事から解放されたい想いのなか、
幼い私達は、人生経験もほぼ無い状況下でありながらも、
結構高度な手段を使って、目の前の出来事を意味づけるという策を練ります。
そこで登場するのが絵本、物語、アニメや、実在の人物などなど
それらに出てくる登場人物や出会った人達そして、
そのシーンと自分自身を重ね合わせ
「こうすればいいんじゃないの」
「そうして、~~~になって、幸せに暮らしましたとさ。」という
自分仕立てのストーリーを創造することをします。
凄い能力ですよね!
絵本や、物語やアニメからの情報を、その時の自分自身と重ね、
自分の「理想」を現実化するためのアイデアやお手本にします。
これって、人生脚本の出来上がる工程ですね。
幼い子ども達が持つ、好奇心と創造性と柔軟な考えで、
どうすれば両親や周囲の大人たちから、欲しいストロークがもらえるか?
この複雑な環境から自分にとって納得できる意味づけを
創り出すってすごいと思いませんか!?
そして、その創造物(脚本)で、今まで生き抜いてきた私達って
これまた、すごいと思います。
途中、「こんなはずではなかった!」って思いながらも
今まで進んできた私達は、やはり生きることに
真摯に向き合ってきたんだと思います。
幼い頃に作成、決断した自分の人生脚本通りに
今まで生きてきたのです。
でも、でも、TAと出会い、
TAの哲学:
誰もがOK-OKである
誰でも考える能力を持つ
誰もが自分の人生を決め、いつでもその決断を変更することができる
というTAの基本的な考えに気づくと
あれれ???
3~6歳ごろに作り上げた私の「人生脚本」
幼い頃に作り上げた脚本=台本、シナリオ……もう何度も何度も使って
ボロボロになってしまっているその脚本を今も使っている!!!!?
それをつくったのは
20年前?
30年前?
40年前?
50年前?……古っ!!!!
そろそろ、アップデートしませんか?
今、継続中のTA101オンラインサロン講座の中で、こうお伝えしました。
「幼い頃の成功体験から描いた自分自身の人生の青写真」
おそらくその青写真の縁は、
茶色に変色し、ぼろぼろになっているのではないですか?
ひょっとしたら、そこに描かれていた構図や指示は
色あせて読めないものになっているかもしれないですね。
その青写真を一旦、「お世話になりました」と感謝を込めて
どこかに奉納し、
新しい青写真を描きませんか?
いま私達が持つ知恵と経験、人とのつながりから
新しい自分の未来を描く。
そんな脚本の書き換えもありだと思います。
一人で書き換えるのではなく、
仲間たちと一緒に
スーパーバイザーや、
メンターのサポートを得ながら
新しい未来図を描き始める。
自分で描く自分の未来
教育の現場でできる脚本の書き換え!
一緒に楽しみたいです。
あべともこ
2021年6月