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私のTAjourney No.1『出会い』

第四回青沼ますみ

· 定期投稿

みなさん、初めまして!!

当会を作ろうと言い出した、言い出しっぺ@青沼ますみです。

この10月に還暦を無事に迎えて、人生初のブログを書くことになりました。

仲間の3人がすらすらと書き進むなか、「あらら、私は一体何を書こうかしらん?」とここ数日悶絶しておりました。

で、結局素直に自分のことを語る“ナラティブ”から始めるのが自然だなと思いまして……。

私の当番の回では、まず

私がなぜTAに“ハマったのか”について、そして“なぜ学び続けているのか”

について、知っていただこうと思います。また、ちょこちょこTAの言葉(TAの考え方も)を使いながら物語を書き進めてみようと思います。

まず今回は勝手に1回目として(笑)、私が家庭人から職業人に復帰して後、TAに出会ったところまでを“物語り”ます。

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30歳を過ぎた頃から40歳あたりまで、私はフリーの司会者として、音楽イベントや結婚式の司会をしておりました。後半には、ある有名な会場から専属司会者というような肩書ももらって、Zで始まる有名な結婚情報誌に載せてもらったこともあります。

それまでの私は、24歳で職場結婚、長女の出産を機に27歳で会社を退職し、2人の娘を育てるのに没頭していました。子育て。それは楽しい創造作業でした。子供と一緒に笑って泣いて怒って……毎日はあっという間に過ぎていきました。

でもそんな時でも、なんだかちょっと空しさを感じた瞬間がありました。

自分じゃなくなっていく感じというのでしょうか、「○○ちゃんのママ」とか「青沼さんの奥さん」という役割がどんどん大きくなっていく。

……少しでいいから「働く人@青沼さん」に戻りたい。毎日深夜まで働く主人に迷惑をかけず、ちょっとだけ自分を取り戻す……

そう思って始めた司会業、初めはひと月に1回だったのですが、年月が過ぎ、最後には毎月土日のプライベートがない状態にまでお仕事が入ってきていました。ああ、ありがたやありがたや!

カラオケ大会では都合180人の出場者の紹介を1日中やりました。亡き河島英五さんのチャリティーステージの司会もやりました。

司会者はわき役×黒子、そして現場は生もの。毎回がライブですから、どんなイベントでも心地よい緊張感とエネルギー交換で、出来映えが決まってきます。

そこに居る人たちに楽しんでもらいたい。新郎新婦と家族の一生の思い出にしてあげたい! ほんとに充実していました。

子ども達もどんどん成長し、ちょうど結婚雑誌Zブームも到来して、若いカップルたちは「オリジナルな結婚式」に憧れていましたから、次から次へとその手の仕事は入ってきました。これって天職だわ~~! と毎回必死のパッチで頑張りました。業界仲間もたくさんできました。

こういう背景で、私のNurturing Parent(養育的な親の自我状態。人に心を寄せ配慮するやさしさの源)とNatural Child(自然な子どもの自我状態。想像力や企画力、楽しむ力の源)は、爆発的な成果につながりました。

・予算のない若い二人の為に、手作り結婚式。仕事の後輩やカメラマンに頼み込んで、中華レストランで「人前式」をやりました。

・反対されていたカップルの結婚式で、反対していた新郎のお母さんにパーティーの後半突撃インタビューして会場を震撼させたりしました(笑)

・ガン末期のお母さんに花嫁姿を見せたいというお二人には、ホテル側とタグを組み、“全集中!!”で、高砂にお母さんの席も作り、心に残る宴会を仕切りました。Etc

とにかく仕事現場を楽しく苦しみました。

そう、好きな仕事を楽しみながら、でもどうやったら上手くいくのか……もっともっとうまくいくのかと、生みの苦しみをずいぶん味わったと思います。

で、これが私の「仕事のやりがいの味」の原点になっているのでしょう。

私の生き方の癖なのでしょうが、大体年齢の大台に乗る2年前あたりから悩みが始まってきます。

で、38歳を迎えるあたりから、

『う~~ん、このままで40代やれるか? で、50代はどうする私??』

と思い悩む日が続きました。

あるきっかけで、『ああ、そうだ。私はもともと、会社の人事研修にいて、特に人材育成に興味があったんだ。やり残した感じはこれかあ~~~!』と気がつきました。

現在は、プロフィールに20年のキャリアを持つ研修講師と書けるほどになりました。が、最初は本当にお粗末なものでした。

まず、自分づくりから入りました。新聞や雑誌に載っている[それらしき記事]や本を夜な夜な読み漁りました(あっ、そのころググる……なんてありません(笑))。

組織の中で人材を育てる意味や意義を「正しく理解」し、そしてどう育てるのが良いのか……と自分なりに学びました。いくつか研修も受講しました。その頃コーチングも学びました。

もともと持っていた「ビジネスマナー・インストラクター」の修了証を持ち出し、「頼もう~~~!」って道場破り並みのことをして、お仕事をゲットしたこともありました。なんと無謀だったことかと思いますが、熱意と若さがマッチしていた時期だと思います。

世の中には拾う神もいて、いろいろなご縁に繋がっていき、2時間のビジネスマナーの講座を任せてもらい初出講。しか~~~し、受講生の簡単な質問に答えられずショック! 自宅で悔し涙。……これもまた司会業の時と同じです。現場で頭を打ちながら上手くなっていく。7転び8起きしながら仕事の質と量を増やしていきました。

このころ、前の会社の元上司が子会社に異動されたのをきっかけに、「うちの新人をビシバシ育ててくれないか」という恐ろしく大きなオーダーが舞い込みました。

始めの頃の私は「企業人とはこうあるべき」「働かざるもの食うべからず」ぐらいのカチカチ頭で、(しかしそこが企業に認められた部分でもあるわけですが)新入社員や若手社員の怖い家庭教師的な守備範囲を任されていました。毎年4月は朝から晩まで登壇し、ビジネスマナーから宴席マナー、指示の受け方から説得交渉まで、みっちりばっちり完璧に『ドグマティック教育スタイル』を効果的に使って彼らに教え込んでいたわけです。

しかし、当時からなんだか不全感がずっとあったような気がします。どんなに力を込めてやっても、「大きなお世話だ」と言われているような感覚が私の中にあり、それは一種の空しさとして私の中に澱となって残っていくのです。これは司会業の時と、全く逆の感覚でした。

今回も自分がやりたくて、人の為になる仕事を選んだはずなのに……

現場では、楽しんで真面目に取り組む人もいれば、“そんなのむ~り~”と引きこもって出てきてくれない人もいました。

“教えてあげてる”“こんなことも知らないなんて……”“なんで上手くできないの?”“もっとまじめにやりなさいよ”こんな言葉が私の心の中の〈Internal Parent(内的親の自我状態、心の中のつぶやき)〉から聞こえてきていました。

このころの私は、Adult(成人の自我状態。客観的事実に基づき、冷静な評価をする。今ここの現実を吟味できる力の源)を機能させながらも、Control Parent(支配的な親の自我状態。自分に厳しくこうあるべきという自己の価値観や信念を重要視する、リーダーシップ能力の源にもなる)のエネルギーが勝っており、研修生に自分の価値観や方法を押し付けようとしていたのだと思います。

同時期に、もともと自分のキャリアや人のキャリアの成り立ちに興味があったので、2003年ごろからブームになったキャリアカウンセラー試験を受験し合格しました。仕事にも少し自信が出てきた頃でした。そしてこの勉強がきっかけで心理学にも興味が沸き、いくつかの心理学をあちこちかじり始めました。

一番面白かったのはNLPでした。(TAじゃないんか~~い! と一人突っ込み)

いや~~面白かったです。さまざまなテクニックを学び、劇的な変化を体験しました。「騙されたと思って1回やってみ!」っていう近所のおばちゃんレベルの表現がぴったりくるほど、その効果性に驚かされました。

でも、このままNLPを学び続けていたら、今の私のキャリアは出来上がってこないわけで……苦笑

ここまでなんだか猪突猛進的なキャリアの作り方のように表現しましたが、実のところ素の私というのは、とてもとても慎重です。小さなころからずっと、大人たちの世界を怖いところと感じて育った経験が慎重な私を形成しているようです。

NLPで肯定的に変化変容していく自分と仲間のことを喜びつつも、冷静に鳥瞰していて

『で、なんで私はそういう風になっていたんだろう?』

『嫌いなお父ちゃんの影響が大きいのはなぜじゃ~~??』

『大好きなお母ちゃんじゃなく、実家のおばさんの働き方にそっくりなのは、お母ちゃんのことほんとは嫌いなのか? わたし』

という具合です。

つまり、一人なぜなぜ分析を始めてしまったということです。

なりたい未来に向かっているのだけれども、自分の成り立ちを明確な説明で理解したかったわけです。

で、その頃にであったのが、TAの入り口となる、【TA101】講座だったのです。

続く

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