今週の担当は、青沼です。
今回は、私の人生の巡りというか、その時々の節目について振り返りつつ、その節目とTAとの出会いや関係を、ゆる～くゆる～く書いてみたいと思います。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みなさんは、自分の人生が“〇年周期”に変化/進化している……なんて自覚はありますか？
『人生の巡り』を、(米さんの占星術のように)何かの基準で見てみたりしますか？
私は昔から、女子の好きな占いにはこだわりがありません。もちろん朝のTVでやっている占いは片耳で聞いて、トップなら小さくガッツポーズはしますし、あることですごく悩んでいた頃に紹介された、よく当たると評判の人に占ってもらった四柱推命の結果には、60歳過ぎた今も「やっぱり、ほんまやったわ～～」とため息が出ることも(笑)
そんな程度の私ですが、占わずとも自分の中に“変化の周期”があることに、実は随分前からから気づいています。どうやら自分の人生は、ほぼ10年周期で仕事や職場、そこでの役割が変化していくようなのです。
その10年目あたりでジャンプするために、だいたいその2年前ぐらいから「徐々に準備に入る」というような活動も、最初は無意識でしたが、途中からあるパターンを自分で創ってきているように思います。
1960年誕生；生後1週間で高熱、入院が長引くが生還(お母ちゃんから免疫はもらわなかったのか～～い？)
1970年(10歳)；商売の失敗を機に両親と大阪へ転居、小金持ちの家からサラリーマン家庭に変身。でも貧乏なりにきちんと育ててもらい、ふつ～～の青春を送りました。ありがとう。
が、19歳で母親が急死し、生活は一変。人生の大きな岐路を迎える。
1981年(20歳)；短大を卒業して電機メーカーに入社。主人と出会う。
結婚し7年目半ばで退社、2児の母親に。そこから5年間は家事育児に専念するも、途中から「なにか職業を持ちたい」という強い想いに駆られていく。
※私の場合、どこかに勤めるということではなく、自分の職業を持ちたいという想いに駆られていました。
1991年(30歳を過ぎて)；子どもを主人や先輩家族に預けて、週一・夜のアナウンス・レッスンに心斎橋まで通うのが冒険のよう。子どもや旦那が寝静まった夜中に、新聞を原稿にして声出しで発声発音の自主トレで、旦那さんに怖がられる日々。アルバイトでいくつかの事務所の小さなイベントの仕事をもらいながら助走。
33歳で小さな司会者事務所に所属MC(司会者の略称)として落ち着き、司会業です！と名乗れるようになりました。
司会数100本を超えた頃からは腕もぐんぐん上がり、評価もでて、30代後半は会場の専属司会者に抜擢。
が、実はこの仕事、見た目の優雅さと全く違い、一日たちっぱなしが当たり前。土日祝祭日すべてが体力勝負の日々。打ち合わせ＋本番＋打ち合わせ、本番二つに別会場で打ち合わせ……とかやった次の日はもうヘロヘロで、「このままで40代はキツイな～～」と、現実を痛感していました。
38歳過ぎたころ、最初の会社で経験した［企業内人材育成・研修］の仕事に未練があることを実感し、キャリアチェンジへ挑戦。
※この辺りでは、すでに“10年周期”を体感覚として感じていて、自分でも“次の……”を意識するようになっていました。
この頃は、いろいろとチャレンジするし、沢山失敗もした時代。
・講師業の先輩に付いて下積み修行(先輩のテキスト資料をPC作成で代行してごますり)
・マナー講師の現場を経験(アルバイトでギャラは安いが、回数が命)
・司会者事務所のマネージャーもしてみたが、ホテル業界のハラスメント体質にげんなり
・住宅展示メーカーのアドバイザーは、神技で顧客ゲット。営業から引っ張りだこ！
いろいろ稼いだお金は、家族のためより自分のスキル学習のために使う……という感じで、自分の成長にメリットがありそうな講座を探しては受講していました。
2001年(40歳を迎える年)；小さな営業活動と人とのご縁が繋がり、継続的な大口案件が数本入ったことで、税務的にも独立が可能に。ここから2010年までの10年間、フリーランスとして忙しく働き、すごく稼いで、すごく自分に投資した10年を過ごす。
ここで出会った人と数々の学びが、今の私の基礎・専門性の基盤になっているのは間違いありません。
・NLP (マスタープラクティショナーで気変わり)
・キャリア・コンサルティング (資格取得)
・MBTI (2回チャレンジして挫折……涙)
・コーチングや アクションラーニングなどのコミュニケーション手法も
そしてTA → 最も探求心をくすぐられ、学習と実践が私の日常に入り込んできた💖
2010年(50歳を迎える歳)；この年の夏、5年以上学び続けたTAの資格(CTA)取得に成功。5年間で約2000時間という学習と実践を積み上げ、目標を達成。ここで大きく一区切りつけたことで自信もつき、現場の評価にも手ごたえを感じる状態で、この後の10年のスタートを切れたのは本当にラッキーでした。
※そして、60歳を迎える2年前の58歳になった2018年頃に、やっぱり私は次の10年を考え始めるのであーる！
ここではもう少し早く、2017年あたりから、60歳になる2020年から始まる10年間の、〖私の居場所と役割責任〗について、見直し＋チャレンジ・センサーが発動してました。しかし、この時期は父親の看護の問題を抱えていたので、優先順位が家族になっていた時期。
一方で、そうした家族の状態を抱えながらも並行して、海外にTAトレーニングに出向く機会や、海外から講師を招聘して日本の仲間と学び合う機会も多くなっていました。
2019年、アメリカで開催された国際TA協会の学術大会に参加しました。
前後の数年、日本のTA業界における〖私の居場所と役割責任〗について、現実的かつ真剣に考えつづけていました。NLPを学んだ時、“85歳まで生きることを決意していた”ので、
“さて、60歳からの10年、そこからの10年、私はどう生きるのか？”
と自問自答を繰り返していました。
で、出した答えは、自身の役割を一つアップするために、TSTA(教授クラス会員)という資格にチャレンジする！ そのための第一関門が[TEW/Training Endorsement Workshop]です。その参加を決め準備に入ります。
目指すは、2020年夏のイギリス大会！！
ところが、Covid-19のパンデミックにより大会は開催されず、TEWも開催不可……涙
順当に巡ってくるはずの10年めでしたが、世界を震撼させた新型コロナの影響は、私にも大きく降りかかり、一旦落ちたモチベーションはなかなか上がりませんでした。
更に、2021年5月GW中に夫婦そろって感染したことで、リアルに“人生の行き止まり感”も味わうことに。いや～～怖かったです、ほんとに。
そんな状況のなかでも、TEW参加を共に目指してきた仲間のSさんとは、「思い通りにいかないくやしさ」を吐き合いながら、「でもこの期間を無駄にせず、練習し、準備しよう」とお互いに発破をかけ合い、情報を共有しながら次の機会を待ちました。
10月8～10日の3日間のIBOC公式のオンラインTEWを無事に修了。やった～～
実際のところ、参加が伸びた1.5年間は海外のトレーナーから指導を受けたり、TAジャーナルの論文を必死で読んだりして自主トレしました。結果としてはこの自主トレ期間が大いに役に立ち、3日間の長丁場にも気持ちにゆとりをもって参加できたのです。
2021年10月(61歳)現在； 1年以上越しの目標を達成し、私の中には、成果を手に入れた満足感と、既に次なる課題が目の前にある緊張感を認識している状況。
ね、だ～いたい10年サイクルでしょ？？？
10年サイクルがある。その毎年にも浮き沈みがある。この情報を意識するようになったのは、実はある占いを先輩講師から教えてもらったのがきっかけです。
覚えていらっしゃいますか？ 動物占いっていうの。
司会業の先輩から無料でもらった「青沼さんのリズム」という表に、ばっちり書いてあるのですよ……苦笑
この“自分の成長・発展の周期リズム”というの、面白いですよね～ 当初は先輩から説明されても、興味もイマイチで何も響かず。でもせっかくもらったからと机の引き出しに入れたままに。でもその後「うん？ そういえば……」という感じで読み返してみたら、当たらずとも遠からず……というのが占いの楽しいところで、そうなるとこの紙が捨てられない(笑)。
TAの生涯発達理論にはパム・レビンの「発達のサイクル」という概念が非常に有名で、さまざまな論者がその概念を基にして、論文や著作に応用しています。
(安部朋子理事創案のTAハピーカードもそうです)
人は日々成長する生き物。
誕生から成人期まで、いくつかの発達段階に応じた「発達の課題」を充足させて、人は成長・発達していくわけですが、各成長段階で核となる発達課題を上手く充足させることができない場合も多々ある……だから成人期に、その積み残した発達の課題を再度体験し、それを乗り越える必要がある……というようなとても前向きな考え方です。それを支援するのがTA概念に基づいたさまざまな「関わり方」や「言葉がけ」なんですね。
一方で、人は皆、何かしら自分独自の人生の周期を、それぞれの人生経験や体感覚で持っているではないかと、私自身は思うのです。理論概念ではない、自分なりの経験知です。
その周期は人それぞれにあり、それに気づいていない人もいるでしょう…
それにうすうす気づいてはいるものの、特に何もしない人もいるでしょう。
それに“気づいていて”、それを飛躍のチャンスと自覚し、そして自発的に“変化変容する行動”にコミットしていくことができれば、それぞれの人生がその人色に彩られていくのではないでしょうか？
ここまできたので、私は、残りの人生も私なりの10年周期を上手く回していこうと思っているところです。
さあ、みなさんはどうですか？
どんな周期があり、それを自分の為にどう活かしていますか？
次回は、2021年から10年のキャリアアップの〖スタート地点〗となったTEWについて、楽しく報告します。
お楽しみに(*^-^*)
