新年あけましておめでとうございます。
TA シュハリズム研究会が活動を始めまして
2年目のお正月を迎えております。
2021年も色々なセミナーや講座を中心に皆様と共に学びを深めてまいります。
今年も学びを「拡め、高め、新しい何かを創る」を
私たちと一緒に楽しくお付き合いして頂けると嬉しいです。
さて今年は、
吉田松陰先生の語録を私達4名が一つずつ選び
皆さんにシェアするという企画で始まります。
私が選んだのは、これです。
総じて人々得手無得手あり
英雄の上にも無得手あり
愚者の中にも得手あり
其の得手を知ること
人を試むるの要なり
まずは、松陰先生の簡単なご紹介から、
(山口県では、「松陰先生」と呼ぶそうです)
ネットで調べると、
江戸時代末期の志士、長州藩士、思想家。
のちの明治維新で重要な働きをする多くの若者に
思想的影響を与えた人(1830~1859)
とあります。
松陰先生をお祀りする松陰神社は、1907年に山口県萩市に創建。
境内には2015年に世界遺産登録となった松下村塾や、
宝物殿至誠館と歴史館など複数の名所があります。
(参考:松陰神社 https://showin-jinja.or.jp/ )
令和3年の始まりのブログは、
前回までとは異なる色合いとなりました(^^
1月のみです。
この写真の松陰先生のお言葉は、
山口県萩市にある松陰神社境内の「学びの道」にある
すごくモダンなプレートに書いてあったもので、
いくつもある中で私が選んだものです。
山口県とお聞きになると「何の関係が???」と思われる方も
ここの読者の方の中には多いかと思います。
そうです。
このTAシュハリズム研究会の理事の一人の赴任地です。
2020年のコロナ禍の中、感染対策をバッチリ行いながら
TA シュハリズム研究会理事会を当地にて開催しました。
その際に
「学びを重んじる私たちにとって
この松陰先生が祀られている神社境内にある
世界遺産登録されている松下村塾をたずね
学びの原点を4人で体感することは、
意味があるのでは」
ということでの訪問となりました。
に、加えて
ちょっと「記念の観光」でもというソフトな遊び心もありました。
松陰神社境内の「学びの道」には
松陰先生の名言が書かれた
写真のようにモダンな碑が数多く並んでいます。
私たち一人ひとりがお気に入りの言葉を選び
新年のブログのテーマにすることにしました。
私が選んだもの;
総じて人々得手不得手あり
英雄の上にも不得手あり
愚者の中にも得手あり
その得手を知ること
人を試むるの要なり
試むるという意味は試してみるという意味もありますが
関心を抱くという意味もあります。
ここではおそらく
関心を抱く、関心を持つという意味だと思います。
私達それぞれは、
得手、不得手を持っています。
互いに関心を持ち、互いを受け止め、受け入れる。
自分発信から始まる協働創造
……私の2020年初めから感じ続けていたことが
ことばになった瞬間でした。
私たちは一人では生きていけない
自分ひとりができることは限られている。
周りにいる人達それぞれが
得意とするスキルや情報、知識、知恵、経験を持っている。
一人ひとりが自身の目標や目的、夢を持ち
自ずから
- 私は~~~をやりたいです。
- 私には・・・・・・ができます
- 私は~~が苦手です。
- 私には・・・・・・なサポートが今必要です。誰かサポートしてくれませんか?
誰かのそんな発信に触発され
- 私は~~~なことができます。
- 私には・・・・・・という経験があります。
- 私も一緒にやってみたいです。
- 私もお手伝いしたいです。
- こんなこともできるかもしれないです。
という発信・やりとりが自然にできる環境があると、
自分にとっての目標や目的、夢がどんなに大きなものであっても
叶えることができると私は信じています。
一人で達成することは困難でも、
仲間と共に考え、チャレンジすることで
叶うことはもちろん、
最初の想像していた以上のものが生まれ、
喜びも倍増!
ひょっとすると100倍!にもなるのではないでしょうか?!
一つの小さな始まりに
それぞれの「夢」をくっつけると
こんなことも可能かもしれない!!!!
あんなこともできるかもしれない!
と、
それまで、想像だにしていなかったことが
生まれることも多くあります。
できること・知っていることを惜しみなく提供し、
できないことを周囲の人達の力を借りて
何かを創りだす!
これからのやり方だと信じています。
時折、自分自身の得手、
得意とする部分に気づかない自分がいます。
気づかずにいる人達も多くいます。
周囲の人の何気ない声掛けが
その気づきにつながることも多いです。
肯定的なストロークですね。
・これうまく仕上がっていますね
・丁寧なやり方ですね
・パソコンを自由自在に使えていますね
・あなたがいると場が和む
などなど
自分自身の不得意とすることや
うまくできないことを表面化はしたく無いですね。
でも、何をやろうとするときに
的確なサポートを手に入れることで
一歩前進することも私達は知っています。
・この情報が欲しいです
・この作業を手伝ってください
・このプランを一緒に考えて欲しいです
・一緒にコービー飲みませんか?
誰かが私に興味を持ってくれたりあるいは
私が私の周りにいる人に対しもう少し深く興味や関心を持ち、
その人の言葉や、行動、考え方を注意深く見ていると
その人自身が気づいていないかもしれない
その人自身は当たり前と思っていることが、
実はすごい特技やスキルだったと
気付くことができる
言葉にして発信することができると信じています。
TA で言う
I am OK-You are OKの概念が重要なポイントとなります。
過去の体験や経験、知り得た情報をキープしながらも
それに惑わされずに
今ここでの体験や情報を受け入れ、
育てる環境が問われます。
Co-Creative(共同創造)とも言います。
たくさんのTA理論や概念は、
私達一人ひとりが、I am OK-You are OKに
戻るためのツールです。
カエルから王子様・王女様に戻る呪文を解くキー(鍵)です。
理論は、
理解するだけでもなく
教えるだけでもなく
知ってることで満足するものでもないのです。
自分自身が使って
I am OK-You are OK:自律するための
ツール(道具)なんですね。
ツールであるTAを巧みに使いこなす人になろう!
自分の中でTAが消化吸収されて、
健康的なエネルギーとなり
すべてがスムーズに動き出す感覚かもしれない。
そんなことを考えている中で、
総じて人々得手不得手あり
英雄の上にも不得手あり
愚者の中にも得手あり
その得手を知ること
人を試むるの要なり
は、私の心に響きました。
2021年もTAShuharism研究会でも、
TA教育コンサルタンシーでも
TAハッピーカード研究所でも
TA教育研究所でも
日本TA協会でも
どんなところでも、この想いで進みます。
今年もよろしくお願いします。
Happy New Year!