この春、NZLに行ってきましたぁ~~
遊びではなく、TAのワークショップに参加するためにです。
そして無事に帰ってきました。
今回は、その8日間の一部を切り取って、面白おかしく“経験から学ぶ”ことについてまとめてみます。
※本稿は、あくまでも私が体験したことの振り返りですので、関係各位は温か~い気持ちでお読みくださいね。
その1:行くまでのわたし/Working Style
NZLとオーストラリアの先生3人がチームを組んで、「宿泊型ワークショップ」を過去にも開いていて、コロナが落ち着いた今年、私は2回目の参加となりました。
昨年秋頃案内が来て、年末はまだコロナ感染者も増加傾向でしたから結構悩んでいた私ですが、あれやこれやと悩み続けた挙句、“ええ~~い! 万が一の時は旦那さんに迎えに来てもらお~~❤”てな具合に気持ちが振り切れてしまいまして、参加を決意(笑)
最初はTAの親友と2人で行こうと盛り上がっていましたが、ふたを開けてみると、仲間が沢山参加することとなり、「みんなで渡れば……」状態で、気持ちはとても楽になりました。
その一方で、仲間が増えた分だけ、さまざまな情報交換や調整・合意形成は複雑になります。
こういう時の私は、そのことに注力し、より良い状態に整えるためにさまざまな課題に向かって邁進します。つまり、めっちゃ良く働きます。
しかーしそれは、いってみれば、それに“縛られる”状態になるということでして…、全体から見るとあまり良い感じにはならないのです。
Jule Hay先生言うところの〖WorkingStyle〗として、私が身につけているDriver(ドライバー、脚本分析の一項目・拮抗禁止令のうちの特別な5つ)が、ストレスが過剰にかかる場合は、ネガティブな結果に繋がりやすい状態を無意識に作り出す……ということ。
Be Perfect + Please Others × Hurry Up
完全に準備し+周囲を喜ばせて×テンポよく
(この概念については、弊会の講座などでまた一緒に学びましょう!)
で、今回はどうだったのか? ですが……
えー、大阪には美味しい豚まんがあります。551蓬莱というお店の豚まんです。
このCMのような感じでいくとこうなります……
Before:TAがないとき~~~
チームの為に必死で考えリスク管理を怠らず、ガンガン進めて相手にもそれを求め、答えが上手く返ってこない時には、一人で不信感に苛まれ、いろんな意味で自爆する……
After: TAがあるとき~~~~
まず自分の為に計画を立てる。
次に仲間との共有できる部分を提案するが、受け入れられなくても良い(と決め込む)
こちらのテンポで進めるが、相手のテンポが異なっていても構わない(と決め込む)
頼まれたらするが、それ以上はしない(と決め込む)
する時は見返りを求めない(と決め込む)
こう書いてそれを読むと、なんとなく自分は冷たい人間のような気もしてきますが、Afterの私であれば、仲間と心理ゲームをしないで済み、〖勝者の三角図〗に出てくるケアリングパーソン(面倒見の良い人)のままで、イベント事を上手く完了させることができます。
・飛行機の手配&ホテル予約、入国・出国手続きに関すること
・NZL到着後→ワークショップ体験+通訳手配や会食
・ご褒美の1日観光(土ボタル観察とロードオブザリングのロケ地へ)
・出国→帰国
・立て替え+清算 などなど
という訳で、TAを学習後=Afterな私は、とても心地よい心理的距離感でミッションを完了させてTAの仲間と過ごすことができました。
もちろん得意なことは率先してやり、不得意なことは仲間にお願いして助けてもらいました。
ですから、ストローク交換も事実ベースでの気持ちの良いものでした。
次回もこのようなイベントがあれば、仲間の経験も増したので、分担を決めてやるといいかもですね!! ☺
その2:英会話は苦手、でも 降りかかる難局は 火事場の○○勢い英語 で乗り切れる!!
私の人生で一番の後悔は、若かりし頃は繋がっていた英語の世界を途中で無きものにしてきたこと。はい、恥ずかしながら私、短大の英文科卒業なんです。
が、英語と関わらなかった時期が長く、特に英会話がとんとダメなんです……涙
TAを本格的に学ぶ苦労の何倍も、語学の壁に悩まされている現在。
60の手習いをやってみるものの、3歩進んで2歩下がる……涙×2
で、能力の高い通訳さんを発掘するのに力を注いでいるのが現状です。
特に海外での勉強は、能力の高い通訳さんが帯同してくれるかどうかにかかっています。
現地の通訳さんはまさしく私のヒーローで、通訳さんの存在なしでは私の心の安寧を図ることなどできません。ほんまに感謝です。
しか~し、ずっと一緒ではないのですよ。
今回。ワークショップが無事に済み、解散後、通訳さんを囲んで会食をした帰りみち、
タクシーを拾いホテルまで乗ったら、なんと行きの3倍の運賃を取られた。が~~~ん
まあしかし、こんなのは海外旅行あるあるです、「高くついたけど勉強になったねー」などと
言いながらホテルに戻る、気のいい日本人たち(笑)
次の日、1日観光を楽しく済ませた私達ご一行、ガイドさんお勧めで、ムール貝の美味しいレストランで食事。
今度は昨日の失敗を繰り返さないよう、タクシーは道で拾うのではなく、レストランから連絡してもらうことにしました。えらいぞ、私達!
レストランから少し外れたところを指定され待っていると、1台目が到着し、6人のうち3人が分乗。ところが、2台目がなかなか来ず、待つこと数分。
突然、向こうの路地の車からドライバーが大声で怒鳴なってる??
目の前で急停車した~~( ゚Д゚)
一同、フリーズ!
「なんで電話に出ないんだ。おれは○○で待っていたのに~~怒」とか言うてる?英語で……?
でっかい図体のおっちゃんがインド系英語でまくしたてるのです。
一同、後ずさり……
どうする青沼?・・・
そこで私のBe Strongドライバ―のスイッチが入ると、こうなる
「はあ?出れないよ、私のスマホじゃないから。レストランのスタッフのだからああ!!」
はい、言ってやりましたよ、私、英語で、たぶん
CPのエネルギー全開で、倍返しだ~~~ぐらいの勢いで。
するとそのドライバ―、意外に「え、そうなのかよ……? ごめん」となりまして。
日本では、車中で嫌味を言われる程度はあっても、まず客を威嚇するなんてのはあり得ません。ホントに失礼な態度ですからこちらも腹が立ったし、そもそもそんな奴の運転は危険だから乗りたくなかったのですが、時間も遅く、次のタクシーを探すのも苦労だと昨夜経験ずみだったので、3人で相談し、そのタクシーに乗ることにしました。
乗ってからも運賃の交渉をしてくるし、道の選び方も少し怪しいし……
しか~し! ここでも「ますみの片言英語の旅」の経験が生きるのです。
(主人には「君は良くそのレベルで無事に生きて帰ってこれるね~」と呆れられるのですがね)
そういう時は、単語の羅列で良いから明確に話すことと、
「あなたは安全運転する良いドライバーですね!」と肯定的にストロークすること。
実際、これを早いタイミングで言うと、だいたいの人は安全運転するんですよ、ほんとに(^^♪
値段の交渉をしてくる人にもこのフレーズは有効です。
10分ほど、ある種の緊張感が漂う車中でしたが、こちらは仲間3人で乗っている強みもあり、多少の割高でも「まあ、深夜運賃だね」と納得して、無事にホテルに到着することができました。
あ~~めでたし、めでたし
こぼれ話:一緒にいたFさんは「いや~勉強になりました~」と言葉少なにポツリ。
きっとエゴグラムでいう「P優位型」の私の本性を見たのでしょうね……苦笑
その3:必ず1日観光の勧め
国際TA協会に属しているので、当然、海外で開催される勉強会(国際大会やワークショップへの参加)に出向くことがあります。
これは私にとって学びの世界を広げる絶好のチャンスなのですが、とにかく英語の壁が甚だ高く 毎回苦労の連続です。
2010年 カナダ・モントリオール大会で受けた口答試験での苦労
2013年 大阪大会の開催委員として迎える側の苦労
他の国の大会も何度か参加して、さまざまな学びを得ますが、その都度、言葉不足に悩まされてきました。さまざまな場面で、言いたいことが伝わらない。聞きたいけど聞き取れない。
言葉の苦労をしても、結果として得られる良質な体験の方が勝るので、結局は、毎度苦労をしに出向きます。
そんな苦労のあとのご褒美というか緩和剤となるのが、「1日観光を必ず計画する」です。
口答試験に合格した時は、一人でプリンスエドワード島へ渡り、赤毛のアンの故郷を味わいました。たった1.5日で独りぼっちでしたが、日本語のツワーに参加して観光を満喫、疲れた心が癒され軽くなって帰国の途に就くことができました。
片言英語でも、その場所その場所で小さな交流・ふれ合いもありました。
で、これを機に、国際大会やワークショップに出向く際は、後泊で必ず1日観光を計画しています。
その後、ドイツでも、アメリカでも、ニュージーランドでも♡
1日だけでよいのです。
ぐっとがんばる学びの時間にご褒美をつけておくと、準備期間から楽しみで俄然元気が出るし、頑張った成果に良質な旅の記憶が加味されて、ほっこりええ感じの体温で帰国できるのです。
お読みくださったみなさん、今度、TAの世界大会とか一緒に行きませんか?
世界レベルのTAの学びをご一緒し、1日観光もぜひ。
NZL・ワークショップのこと、また次回につづく (*^^*)
写真はそのご褒美観光・ロードオブザリングのロケ地での1枚(^^♪